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三皇さんの昔の曳山行事と青年会活動 
 三皇熊野神社役員 佐藤専次郎
 三皇さんのお祭の奉納行事として皆様のご協力をいただき牛島の青年たちが取り組む曳山運行事業があります。
 若者たちが、中心となり親睦を深め、団結しこの原動力地域の発展事業にも積極的に参加し、社会奉仕の青年活動を展開してきました。
曳山行事に事例を引きながら記述したいと思います。
 昭和20年、終戦後青年団は、解散し代わって青年会が誕生しますが、青年団が取り組んだ最後となる祭典曳山の写真2枚があります。

 1枚は、昭和10年7月11日、青池宅前で青年団有志、下(しも)の若者28名。もう1枚は昭和11年7月11日、先代、松橋周吉氏、現松橋昭吉宅前で青年団有志、上(かみ)の若者24名、曳山2台とも、武者人形は無く、鳥居と奉納金幣、こも樽を舞台に飾っているだけですが、時代の窺えますと同時に青年団有志の誇らしげな堂々たる風貌は立派で心意気を感じます。
翌12年日支事変勃発し、曳山奉納行事は昭和24年まで中断します。
昭和13年、国家総動員法、物資の配給制など戦時色が深まる中で、青年団活動継続のために、熊野さんの獅子舞が久しく途絶えていることを知り、獅子舞の伝統行事を青少年の健全な育成ということを常に念頭におき、宮司さんの協力をいただき今日の「三皇さんの獅子舞」の復活させたのでした。(詳しくは、吉田昭治著「三皇さんのお獅子」を参照)
 昭和16年12月、太平洋戦争が始まって同18年学徒動員、出陣、戦局の緊迫にともない本土決戦に備え、牛島では大変な訓練が行われてきましたが、昭和20年8月15日終戦を迎えました。
 昭和22年には、占領軍によって町内会(隣組、部落会)活動は禁止され、青年団も解
散となりました。
 昭和24年の春、牛島祭典の復活の話が持ち上がり、当時の総代の方々によって協議され、町内青年代表が神社に集まり、曳山行事運行の申し合わせし、7月10日(宵祭り)7月11日(本祭り)に、諸物資乏しい中で各町苦労しながら、若者たちが力を合わせ、長老の指導の下で素晴らしい山車に仕上げた6台の曳山を戦後第1回目、13年振りに復活しました。

 当時祭典行事並びに曳山運行に携わった人は、今でも忘れることは出来ないとお話されています。
戦後、生活にも安定の兆しが見えるようになって、お祭には、家々でお客を招待するようになり、仮設の舞台が牛島と開に設置され、曳山も8台出揃うなど大変な賑わいとなる一方、牛島住人の気性の荒々しさゆえ、ぶつかりあいなどの問題もありましたが、市内の牛島、新屋、土崎の祭りは年々盛大になってきました。
昭和30年代前半から、政府の提唱による生活の合理化運動の一つである新生活運動が進められて、秋田市でも市内の祭典が統一され、5月15日に行われる。
昭和39年7月10日、11日、曳山行事は西方町内会と三区上丁町内の青年会曳山2台の巡行で中断を余儀なくなった。
 人口の都市集中化で日本の社会に様々な変化を生じ、青年の流出と共に古里の民族的文化の継承問題、年中行事の1つである氏神さまへの曳山奉納行事などが行われない現象が生まれ始めているのもその一例である。
 昭和40年代後半から家業を継ぐため帰ってくる若者も増え、市井に活力をと『お祭りは日本の心の古里であり県外に出た人々の支えでもあった。子供達の心の中に点灯されるあろう感激を昔どおりに継承しよう。』と昭和49年、神社総代会、地区各種団体を通じて趣旨の徹底をはかり、地区青年に対して曳山行事の参加を呼びかけ、実行委員会を結成、曳山作成、同年、祭典曳山行事は再出発しました。
 翌50年3月、神社を中心とした青年活動の結成大会を開催し、三皇熊野神社氏子青年会を設立し、組織活動の一環として地域に密着した祭典曳山事業の強化・充実として、小学生の参加を願いをして、子供曳山を造り、子供たちに地域の祭典行事曳山に参加をして、「学校・地域・家庭」の三者連帯を深めていただく、後に保育園・保育所も参加してくださる。
 また、警察署・交通機関各関係者のご協力で、交通規制をいただき、本町通りが時間規制で歩行者天国となり、神輿渡御・曳山運行後、賑わいが絶えないよう各商店で趣向を凝らした催し物・地区サークルのフリーマーケット・露天商の出店等の協力をと積極的に祭典事業への参加のご依頼をする。牛島商店会は新たに昭和52年から主催の奉納舞台は、近郷近在の見物客で会場は賑わい毎年地域の皆さんの祭典の楽しみの行事の一つとなっております。神社においては平成10年の祭典に合わせて大神輿が完成し、神輿渡御は厳か且、隆盛にとり行われました。翌11年には、御神幸祭の先頭を進まれます猿田彦命が登場しました。
どの時代にも青年とは行動の代名詞であり、「百の議論より一つの実践を行う」と云う活動をおこし新たな飛躍の試みをして欲しいと思います。

(三皇熊野神社役員 佐藤専次郎氏  薬の専仁堂店主 平成13年9月 ご寄稿)

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